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DXプロジェクト対談

「DXにも強いFBS」を築こうと
ダイナミックな展開が進んでいる。

F.O.  システム開発事業本部 2013年4月入社
理工学部電気電子情報工学科卒
A.O. システム開発事業本部 2020年4月入社
理学部情報科学科卒
T.S. システム開発事業本部 2022年4月入社
情報理工学部先端工学基礎課程卒
(2023.2収録)

DXでビジネスをどう革新できるのか?
ユーザー企業へのタネ蒔きから始まった。

T.S.  2022年に入社した私は、DXプロジェクトに入りたいと強く希望して配属が決まりました。もうすぐ2年目になりますが、まだOJT(実地教育)の期間中なので、先輩のA.O.さんについて実務を習得している段階です。なので、私が入社する前、FBSがどのようにDXに取り組んできたのか、この対談の機会に、当初からのメンバーであるF.O.さんにお聞きしたいと思っています。

F.O. そうだね、当社がDX(デジタルトランスフォーメーション)に関わるようになったのは2019年で、取引先の大手SIerさんが、顧客企業のビジネスをDXで進化させようと本格的に取り組み始めた時なんだ。当時既に開発が進んでいた、汎用的に使えるDXのプラットフォームをセールスポイントに、ユーザーになるお客様へのプロモーションを図るのが最初のステップで、先端分野を手がけていた私がFBSから参画しました。職務は、「DXでビジネスをどう革新できるのか?」という技術者の目線から営業をサポートするプリセールス。早い話、広く産業界にDXのタネを蒔く活動からのスタートでした。

A.O. 私は、その翌年の2020年に入社してDXプロジェクトに参加しました。やはり、まだタネ蒔きのフェーズで、いろいろな業界のユーザー企業さんに向けてDXを広報するポータルサイトの構築・運用業務を担当しました。PR用のデモ画面やビデオをはじめ、サイトの管理や改修を効率化する仕事です。ビジネスにどのようにDXを適用したらいいのか? DXの具体的なプロセスは? どんなメリットが得られるのか? といった要点を理解でき、『なるほど、そうなんだ!』と感動したことが印象に残っています。

製造や流通の畑を中心に芽が出て、
FBSの核のひとつへ、順調に育っている。


T.S.  そうすると、芽が出始めたのは2021年くらいですか?

A.O. そのとおりで、私は2年目の21年に現在のチームに配属されたのが、DX業務の最初の案件でした。ユーザーさんは電子機器メーカーで、複数の工場で生産している多様な製品を、パーツごとに販売先に近い倉庫に保管して出荷していましたが、うまく管理できていなかったのです。そこで私たちのチームがプラットフォームで収集しているデータを活用して生産から出荷までのフローを最適にマネジメントできるシステムの開発を推進しています。

F.O. 業界や業種は絞っていないけれど、タネを蒔いてきた私の経験で言うと、ものづくりのサプライチェーンとか、商社など流通業の商品の流れとか、物や情報のやりとりが複雑な分野の業務改革に、DXは特に有効だと感じています。

T.S. 私の場合もユーザーさんは商社です。取引の履歴や相互の承認、電子データ交換を、DXのプラットフォーム上でスムーズに処理するシステムで、私は運用・保守を担当。エラーが出た時に開発側に問い合わせて修復する作業や、クラウドサービスやアプリケーションのアップデートに伴うプログラムの改修を行っています。運用から入るとDXのシステム全体を把握できるので、幅広い知識・技術を吸収できて、とてもいい経験になっています。

F.O. 二人が話してくれたとおり、いくつも芽が出て、順調に伸びつつあるので、さらに若手を投入して案件の拡大を推し進め、DXプロジェクトをFBSの核のひとつになるよう育てていきたいですね。

FBSなら、金融や公共などの分野にも
DXを導入してイノベーションを起こせる。


F.O.  今度は私から若手の二人に聞きたいのですけど、DXの領域でFBSは今後どのような方向を目指したらいいと思っている?

A.O. 私は現在の案件を体験して、DXが企業の業務を可視化して効率を高めることが有効だと感じています。例えばですけれど、これまで不良品の発生をロット単位で見ていた工程にDXを適用すれは、ピンポイントの単品単位まで可視化できます。書類を含めてバラバラに管理されていたデータも、一元化してきめ細かくトレースできるようになり、作業効率が大幅にアップします。そう考えると、今は製造業や流通業でDXの導入が進んでいますが、次はFBSが強みを持っている金融や公共の分野へと広がっていくのではないでしょうか。

F.O. 確かに、DX領域の強化に力を入れて、「金融や公共とDXの両方に強いIT企業」をキャッチコピーにできれば、ますます当社のフィールドは広がると思う。

T.S. 大学で私はAIのディープラーニング(深層学習)をテーマに卒業研究をしました。入社してDXに関わるなかで、可視化したデータをAIで自動的に処理するといった動きを目にしたこともあり、将来的にはAIに強いDXエンジニアに成長して、FBSならではのイノベーションを打ち出せたらと考えています。

F.O. 私はDX×ブロックチェーンのように新技術との組み合わせを狙っています。エンジニアとしても、DXやAI、ブロックチェーンなど、複数の技術に強くなれば市場価値は高まりからね。

A.O. 私はDXのプラットフォームを軸に、上に乗るアプリやサービスとインフラ側のクラウド基盤の両方を見られるポジションなので、日常的にクラウドに触っています。AWSの認定資格も取得しましたし、クラウドに詳しいエンジニアを目標にしています。

T.S. DXプロジェクトはアジャイル型でしょう。メンバー全員がクラウド基盤とプラットフォームを使いこなしつつ、アプリケーションの開発と共にサービスを実現していくスタイルなので、視野が広がって楽しいんです。

F.O 言い換えれば、上流から下流までシステム全体の知識・技術に精通したフルスタックエンジニアに成長できる場なんだ。しかもその先に、金融や公共のDXという未来が開けているのだから、みんなで頑張って前進していこうというのが結論だね!


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