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先輩社員インタビュー(H.A.)

システム開発事業本部
H.A. 入社年度2014
 

「銀行システムの案件リーダーは5歳の子の母」
というワーキングマザーのキャリアパス。

(2023.3収録)

ワークライフバランスを見極める鍵は
社員がいきいきとしているかどうか。
私は就職活動をするにあたり「ワークライフバランスとインフラ」を軸に進めました。仕事と生活のバランスが取れる会社で長く働き続けて知識・スキルを積み上げながら、結婚・出産・育児といったライフイベントを経験し、プライベート面でも充実した人生を送りたい。ただ働くからには、できれば社会になくてはならないインフラの分野で、人びとの役に立つ仕事をしたいと希望したからです。
そして、いろいろ企業を見ていくなかで、目を引いたのがFBSです。メガバンクのシステム開発に長年の実績があって社会性が高く、新人教育にも力を入れているのが魅力でした。文系出身でITにはあまり縁がなかったのですが、ITパスポートの資格取得の勉強をしてみたら面白くて、金融×ITの世界に興味が湧きました。何より印象的だったのは、説明会や面談でお会いした社員の先輩方が、会社や仕事について楽しそうに話してくださったこと。産休・育休といった制度は、多くの会社で導入されていますが、重要なのはそれによってワークライフバランスが実現できているかどうか。FBSの先輩社員は皆さんいきいきとしていると肌で感じて、安心してトライできると確信を持てたのが、いちばんの決め手でした。



最大限サポートしてくださった上司・先輩・同僚のおかげで
無理をせずに仕事と家庭を両立。


入社後は新人研修の後、3年目までメガバンクの国際勘定系システムを取り扱うチームに所属。運用・保守に携わりながら、SEの基礎を固めました。この間、1年目の夏に結婚したのですが、3年目には設計工程から参画するなど、少しずつですが仕事と家庭の両立に自信を持てるようになりました。
妊娠が分かってからは上司や先輩の皆さんに『子どもが小さい間は、子育てを優先していいから』と後押ししてもらえたこともあり、当初の予定通り出産後も復職することを決め、出産後、産休と育休を経て、18年4月に復職しました。
復職後は全国の地方銀行が共同で利用しているシステムセンターの業務にアサインされ、主に要件定義や基本設計といった最上流の工程から関わりました。現場が変わり工程的には上流となったぶん、求められる知識も幅広くなりましたが、やはり子どもが小さいうちは子育てに時間をかけたいので2年間、1日6時間の時短勤務を選択させていただきました。思ったように仕事を進められずに悩むこともありましたが、ご一緒したプロジェクトメンバーの方から仕事の進め方など色々アドバイスを頂き、この2年間着実に経験を積み、スキルアップする機会を得られたからこそ、現在、自分が納得できるワークライフバランスがあると思っています。
『通勤に時間のかからない常駐先に勤務したい』『金融系のプロジェクトでキャリアを伸ばしていきたい』など復帰前に希望を出していましたが、私の希望に耳を傾けて頂き、話し合い、最大限配慮とサポートをしてくださった上司や、悩んだ際はより良い方法を一緒に考えてくださった周りの方のサポートのおかげで、ワーキングマザーとして無理をせずに活動していけたと、感謝してもしきれません。


家族の時間を大事にしつつ、
銀行システムのエキスパートへ。


現在は、メガバンクの勘定系システムを開発・運用・保守するプロジェクトの一員として、流動性オンラインチームに所属しています。キャッシュカード担当の案件リーダーとして、主にユーザーの銀行から要望のあった新規機能の開発を手がけています。要件定義から設計、テスト、リリースまで、数名のメンバーを率いて一連の流れを統括しており、最近ではデビット機能の付いたキャッシュカードを新しく発行する案件に携わりました。キャッシュカードは自分自身が消費者の立場としても頻繁に利用する銀行商品ですし、銀行のホームページや店舗のポスターで紹介されることもあるので、自分が携わったことが世の中に出るのは素直に嬉しく、また社会インフラを支える銀行システムのエンジニアとして人びとの日常生活に直結する責任をあらためて実感しました。
今でも子どもが急に熱を出し休まざるを得ないときや、仕事が忙しくて時間に追われたり、大変な時期もありますが、仕事と家庭の両立から得られる達成感は大きいので、これからも家族の時間を大切にしつつ、知識・スキルの幅を広げて流動性、ひいては銀行システムを担う者として、私なりにキャリアを極めていこうと目指しています。
ちなみにFBSには「ワーキングマザーの会」があります。主にオンラインで情報を交換して助け合っており、会社も社員も何かと支援してくれるので、恵まれた環境だと思います。

一日のスケジュール

8:00
朝食の後、自転車で子どもを保育園に送り、そのまま出社。週に1~2日は在宅勤務。
9:00
デスクワーク/メールのチェックと返信、仕様書やテスト項目書等ドキュメントの作成、資料調査など。
10:30
検証室で、メインフレーム専用の端末を操作して、開発中のプログラムをテスト。
12:00
常駐先の社員食堂で昼食。一人で過ごせる貴重な時間なので、ゆったり休憩したり、時には近くのショッピングモールをのぞいたりしてリフレッシュ。
13:00
引き続き検証室でテスト。想定した通りのテスト結果ではなかった場合、バグ等プログラム不良の可能性があるため仕様書やログなどを見て調査。
15:00
定例の会議/SIerの担当者さんと打ち合わせ。FBS案件チームとしての進捗状況の報告や設計・テスト方針についてすり合わせなどを実施。
16:30
チームミーティング/直前にSier担当者さんとの打ち合わせを実施した際は、案件チームメンバーに情報連携。私よりもベテランで経験・知識も幅広いメンバーが多いので、案件作業の進め方について相談することがけっこうあります。
17:30
定時に退社。自転車で子どもを保育園に迎えに行き、親子で帰宅。

休日の過ごしかた

海上公園や野鳥公園をはじめ、自宅の近くに自然に親しめる遊び場が多いので、散歩がてら、子どもの行きたいところへ親子で行くのが休日の恒例です。最近は、補助輪を外して乗れるよう自転車の練習をする日もあります。また、私の実家が飛行機の距離なので、フリーバカンス制度で連休を取って家族旅行をすることも。
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