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社長挨拶

代表取締役社長 平本謹一

F B S 創業の経緯

株式会社FBSは、今から7年前の2011年(平成23年)4月1日、東証1部上場企業から、 金融機関向けシステム開発事業の一部をMBO(経営陣による事業の買収)方式にて買収して独立し、事業を開始しました。

当社が買収した金融機関向けシステム開発事業は、メガバンク向け基幹系システムが中心で、預金、内国為替、外国為替および営業店端末等の勘定系システムをはじめとして、国際系、情報系、市場系、海外決済系等銀行システムのほぼすべての業務領域をカバーしております。 また同時に、生保・損保等の保険業務、クレジット業務および医療業務に関わるシステム開発事業の一部も買収しました。
また、これら事業の買収に伴い、本事業に携っていた開発系技術者150名と間接部門要員10名も当社に移籍するとともに、同じく本事業に携わっていた協力会社71社との契約も当社に移管されました。
当社が買収した事業の中で、特にメガバンク向けシステム開発事業は、当社の前身会社である日本ソフトウェア開発株式会社(NSK)、カテナ株式会社(当時東証2部上場企業)および株式会社システナ(東証1部上場企業)の3社を通じて、48年の業歴を誇る事業で、長年にわたって培ってきた豊富な業務知識・ノウハウに加え、高い技術力やマネジメント力によって築き上げられた強固な現場力はお客様のメガバンクからも極めて高い評価を受けており、当社の最大の強み・財産となっております。

F B S創業の理念

代表取締役社長 平本謹一

さて、当社は2011年4月創業に当たり、『お客様と社員を大切にする会社』をFBS企業理念の基本コンセプトとして定めました。
『社員一人ひとりが、働きがいと幸せ感をもっていきいきと働くことができれば、仕事の生産性は高まり品質も向上する。その結果としてお客様の高い満足と厚い信頼が得られることで当社の業績向上が実現できる。』という考え方のもとに、FBSでは、『社員の幸せを実現すること』をFBSの役員・社員みんなが共有すべき最も大切な企業理念としております。
FBSは本年4月をもって創業7周年を迎えましたが、こうした創業の理念は全社員に深く浸透しつつあり、社員の士気向上とお客様満足度の向上、その結果としてのFBSの業績の向上に大きく貢献しているものと考えております。
これからもFBSは、お客様からは『さすがFBS』と高い満足と信頼をいただき、社員からは『これからもずっとFBSで働き続けたい』と思ってもらえるような会社の実現を目指して成長してまいります。

創業 7 年間の事業の概況

当社は、2011年4月に創業してから本年4月をもって創業7周年を迎えました。
創業して7年間において、当社が重要な経営課題として取り組んでまいりました施策は以下のとおりであります。

まず第一に、当社の最重要顧客でありますメガバンクの大規模システム構築プロジェクに、当社の総力を結集して取り組んでまいりました。
当社創業後に本格的にスタートした本プロジェクトも2018年度はいよいよ最終工程を迎えておりますが、この間、FBSはメガバンクの数少ない中核パートナーの一社として上流工程から参画し、重要な役割を果たしてまいりました。
メガバンクとの40年を超える取引において培われた強固な現場力は、本プロジェクトにおいても極めて高い評価を受けており、メガバンクとの信頼関係を一段と高めることができたと考えております。

第二に、システム開発会社にとって最大の資産である「人材」への投資、具体的には(1)「人材の確保」及び(2)「人材の育成」については、創業来の当社の最重要経営課題として取り組んでまいりました。
(1)「人材の確保」について
創業してから7年間で開発技術者として、新卒採用で115名のFBSの将来を担うに足る資質の高い人材を獲得しました。その結果、即戦力のキャリア採用者を含め、本年4月1日時点の社員数は、創業時の160名から114名増の274名となり、FBSの将来の成長に向けての人材基盤は着実に強化されつつあります。
(2)「人材の育成」について
「社員の成長なくして会社の成長なし」という考えのもとに、社員一人当たり年間約15万円の教育研修予算を計上し、OJT(日常の業務につきながら行う教育訓練)を中心に、外部の大手研修機関との提携のもとに実施しているOff-JT(日常業務を一時的に離れて行う教育訓練)及び自己啓発支援制度を3本柱とした充実した人材育成策により、社員の成長を全力でサポートしております。
FBSは「本気で人を育てる会社」を標榜しており、人材の育成については今後も経営の最重要課題の一つとして全力で取り組んでまいります。

第三に、FBSの将来の成長の柱とすべく、大手システムベンダーとの協業のもとに新技術・先端技術分野への取り組みを一段と拡大・強化しました。
3年前に「ビッグデータ分析」で若手2名を参入させて以来急ピッチで拡大を進めており、2018年3月末現在で、「ビッグデータ分析」で13名、「ブロックチェーン」で5名、「AI(人工知能)」で2名、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」で5名と、新技術・先端技術分野の業務に携わる開発系技術者は総勢25名に達し大きく拡大しました。

第四に、FBS企業理念の中で最も大切な「社員の幸せを実現すること」を目的に、創業5周年を機に、下記3つの施策を実施しました。
一つ目は、「創業5周年記念特別提案制度」を実施しました。。社員のモチベーションアップや品質・生産性の向上、採用・教育・働き方改革等、多岐にわたる222件もの応募がありました。実施効果の見込める提案については直ちに実施に移しており、すでに業務の改善、社員の士気向上等に大きな効果をあげております。
二つ目は、社員満足度等の把握を目的に、外部調査機関(東京中小企業投資育成・日本生産性本部)に委託し、「従業員満足度調査」を実施しました。調査の結果は、「非常に良好」という最高ランクの評価を得ることができました。一方で、いくつかの改善すべき事項も判明したため、これら項目についてはスピーディに改善を進め社員の満足度の向上につなげております。
三つめの施策として、結婚・出産・育児・介護や配偶者の転勤等やむを得ない事情でFBSを退職した社員が、本人の希望により再びFBS社員として再入社することができる制度として「ジョブ・リターン制度」を導入しました。

前期 [2018年(平成30年)3月期] の業績

上記のような状況の中で、前期(2018年3月期)の業績は下記のとおりとなりました。
まず売上高については、最大の顧客であるメガバンクの大規模システム構築プロジェクトのピークアウトに伴い、前期比7億28百万円(14.6%)減少の42億46百万円となりました。
一方利益面については、売上減少による利益の減少を主な要因に、前述の新技術・先端技術分野における人材育成等のための先行投資や社員の処遇の改善・充実のための人材への投資、具体的には賃金の引き上げや退職金制度の改善等が大幅に増加した結果、経常利益では前期比2億43百万円(40.9%)減少の3億51百万円となりました。
創業以来7期にわたって業績が順調に伸長した結果、2018年3月期においては、純資産は19億65百万円、自己資本比率も80.9%と初めて80%台に乗るなど、財務基盤は一段と強化されました。
(業績の推移については「業績推移」をご高覧ください)

今期以降につきましては、メガバンクの大規模システム構築プロジェクトが最終盤の移行フェーズに移ること、加えて本プロジェクトの完遂に影響を及ぼすことがないよう、新規案件の開発も大幅に抑制されるところから、今期については引き続きメガバンク向け売上高の減少が見込まれます。
一方で、当社はメガバンクの数少ない中核パートナーの一社として、引き続き数多くの領域での保守工程を担当していくほか、来期以降におきましては、メガバンクからの新規案件の発注も十分に見込めるところから、当社の最重要顧客であるメガバンクについては今後も中・長期にわたっての安定的な売り上げの確保ができるものと考えております。
さらにまた、前身会社以来長期にわたって親密な取引関係にある大手システムベンダーとの大幅な取引の拡大が見込まれるところから、今期を底にして再び成長軌道への回帰を目指してまいります。

今後も当社は、メガバンクや大手システムベンダー等の優良顧客基盤と、銀行系システム開発では業界トップクラスの質の高い人材力をフルにいかし、当社の得意分野である銀行を中心とする金融系システム開発に特化しつつ、今後の成長が期待できるヘルスケア・公共や新技術・先端技術分野における事業の拡大にも注力していくことで、高い専門性と市場競争力を有するシステム開発会社を目指して成長してまいります。

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